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クリニック開業時に活用すれば4000万円を受け取れる補助金も。

助成金や補助金は、国や地方自治体が、その政策を推進するために、
条件を満たした法人・個人に贈るご褒美であり、返済の必要が無い、貰えるお金です。

特に「起業する」際や、「人材を採用する」際に条件を満たせば利用で
きるものが多くあります。

難しいのは、各助成金・補助金は、「毎年テーマや要件が変わる」
ということです。しかも、宣伝はしてくれません。
たまたま知っていれば得をするけど、損をしている人が大半というのが
実情ではないでしょうか。

今回は、私が「そんな助成金、98%の医師が知らないのでは?!」と
思った、各地方自治体の、開業医誘致のための助成金を紹介します。

静岡県牧之原市 

静岡県の牧之原市は、東海道新幹線の静岡駅・掛川駅の中間に位置し、
静岡空港・東海道線・東名自動車道などの交通の連結点となっています。
人口は45000人で、海に面した地域に多く、自動車産業と漁業、海辺の観光に加え
山側には茶畑が拡がる豊かな町です。

牧之原市と榛原郡吉田町が設立した榛原総合病院(257床・急性期)は、
現在、徳洲会グループが運営し、地域の中核病院として機能しています。
更に車で30分圏内には、市立島田市民病院(536床)、焼津市の甲賀病院(407床)、
藤枝市立総合病院(564床)があり、必要に応じて連携が可能です。

新規開設…土地、建物、医療機器の費用の3割+1000万円 限度額3000~4000万円

※市内にある榛原総合病院に3年以上勤務した上での開業は、別途1000万円加算
※助成金の目的:市内開業医の高齢化に伴う、新規開業医誘致のため。

【参考URL】
http://www.city.makinohara.shizuoka.jp/bg/kosodate_kyoiku/upload/kaigyoui_hojyo_pr.pdf
http://www.city.makinohara.shizuoka.jp/bg/kosodate_kyoiku/ent/7984.html

広島県府中市

広島県府中市は、東海道山陽新幹線「福山駅」のある福山市のベッドタウンとして
だけではなく、リョービの本社を擁するなど、古くからの工業の町として知られています。

人口は4万4千人。新幹線の「福山駅」「新尾道駅」まで車で30分弱。
福山市には三次救急を担う福山市民病院(506床)がありますが、
府中市内の総合病院としては、JAが撤退した後を事業承継し、市民病院として運営する
150床のケアミックス病院のみとなっています。

新規開設・承継支援事業…土地、建物、医療機器の取得費用の1/2 限度額1500~2000万円
【参考URL】
http://www.city.fuchu.hiroshima.jp/fukushi_kenko/iryo_byoin/2040.html

※左の写真は福山市街です。

宮崎県延岡市

宮崎県延岡市は、県北(大分県と境を接する)の中心都市・工業地域で、旭化成の発祥の地としても知られています。

新規開業奨励金…市内に新規に医療機関を開業した場合:500万円、小児科は1,000万円
延岡市夜間急病センターの深夜帯診療(23時~翌朝7時)に2週間に1回以上従事する場合:200万円
【参考URL】
http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/display.php?cont=090528135647

但し、補助金は年度ごとに内容が変わるので注意が必要。

上記の他にも、丁寧に調べれば、各市町村で独自に、開業医誘致のための
補助金を出している案件は、特に北海道・東北エリアを中心に多くあり、
小児科や産科など特定の科目であれば、選択肢はさらに広くなります。

開業をお考えであれば、ご自身や配偶者のご実家の周辺や、
よくレジャーに行く場所など、縁のある地方自治体の制度を、
一度、お調べになってみるのも良いでしょう。

多くの開業希望医師や開業コンサルタントが、国や都道府県レベルの補助金・助成金は
お調べになりますが、この「知られていない補助金」の多くは
【市町村単位のもの】であるのが肝になります。

その地域に大病院があっても、開業医の多くが高齢となり
補助金を付けているというケースも散見されます。
たった一人で孤軍奮闘するのではなく、地元の総合病院と
連携を図りながら、地域の医療体制をより良いものにしていく
イメージを持っていただいて大丈夫です。

とはいえ、いきなり知らない土地での開業は、イメージがしにくいと思います。
静岡県牧之原町の提案のように、地元の総合病院で数年勤務し、
地域を知った上で開業できれば、より安心ですね。

それぞれの制度で、細かい条件は付きますが、
上手く活用すれば、通常5000~8000万円ほど必要といわれる開業時の資金の
半分またはそれ以上の額を無償で得ることができ、
多額の借り入れに追われる心配をせずに、心に余裕を持って開業することが可能です。

但し、最初に記載したように、補助金の多くが、
年度ごとに内容が変わる場合があります。

また、条件を満たし、審査を通って初めて交付されるものですので、
それぞれの制度を深くよく理解した上で、利用するかしないかを
判断して欲しいと思います。

当社では、事業承継を中心に、クリニック開業のご相談も承っております。
特に、開業準備期間中の働き方の提案、先生のキャリアの魅力付けに強みがあります。

知りたいことがございましたら、どんな基礎的なことでも構いません。
お気軽にお問い合わせください。


mcプロダクツ キャリア・コンサルタント 石井 美和